ワイルド・スピード/スーパーコンボ
まえがき
どうも、最近見た「天気の子」の余韻から抜け出せないbokuteです。
今回は「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」の感想記事を書いていきます!
トイストーリー4、天気の子など夏らしい大作映画の公開が続いていますが、今度はワイスピの最新作というかスピンオフが公開されます!
このスーパーコンボという邦題、色々と騒がれました。
僕も、スーパーコンボ、、え、、?
って思ってましたが、最近になってこれはこれでワイスピらしいなと半ば納得してますw
で、ここで一つ告白しておくことがあります。
実はわたくし、つい最近まで、
ワイスピを見たことがありませんでした!!
はい、これ本当ですw
だって8作品もあるんだもの。
でもね、、実際見てみたら、、
メチャメチャ面白い!!!
もう絶対見たほうがいいですよ、THE・カーアクション映画ですから。
興奮が抑えきれなくなるので前置きはこれくらいにして、早速鑑賞してまいりました!!
ワイスピシリーズについて
それではつい先週にシリーズを完走したワイスピ初心者の僕が、一作ずつ感じたことを書いていこうと思います。
- ワイルドスピード
シリーズ第1作。
ポールウォーカー演じるブライアン刑事がストリートレーサー達を検挙するため潜入捜査へ。
しかしブライアンはヴィンディーゼル演じるドミニクの妹ミアに惹かれていき、、、
初期の作品は最近の作品とは作風も何もかも全く違いますね。
初期の作品はストリートレーサー達の映画って感じです。ぶっちゃけ個人的には面白いとは感じませんでした。
なんかね、ブライアンが警察とドミニク達の板挟みになって可哀想って感じてしまって、、
加えてアクションもド派手って訳じゃなくて、特色があんまりなくて面白くなかったなぁ。
- ワイルドスピードX2
今度はスパイ映画!ww
昔の007的な作風でした。
車で船に突っ込んだり、悪役もいかにもって感じで単純に楽しめる映画でしたね。でも前作から変わりすぎじゃね?w
キャストも主要メンバーはブライアンしか出てこないっていう。
前作よりは好きです。
- ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT
マジで嫌い。
この作品だけはね、許せない。
こんなの東京であるわけねぇだろ
って思うシーンが多すぎるし、日本の俳優を沢山起用してる割に活躍するのは日本人じゃないっていう。
てか日本の描写うんぬんの前に話がつまらん。
主要キャスト出てこないし。まあ最後は出てきてたけど。
シリーズの中では一番嫌いな作品です。おそらく大半の人がそうでしょう。明らかにクオリティ低いんだもん。
- ワイルドスピード MAX
なんか急に面白さ増したね。
主要キャストが戻ってきて、ガルガドットも出てきて、ようやくシリーズの真の面白さに気づけました。
話はドミニクの恋人レティが敵側にいるっていう割と重めの話なんだけど、友情だとか、ファミリーだとか、シリーズの魅力が前面に押し出された作品だったんじゃないかな?
少なくとも前3作よりは面白かったです。
- ワイルドスピード MEGA MAX
なんだこれ、面白すぎるだろーーーー!!!!!
アクションもリオの地形を生かしたパルクール満載だし、ロック様出てくるし、何より金庫を車で引きずるっていう発想がワイルドすぎて最高!!
キャストも総集結で豪華なお祭り映画って印象を受けました。
でもここら辺からストリートレース要素が薄くなってくるという。
シリーズの中では2番目に好きです。
- ワイルドスピード ユーロミッション
シリーズ史上最もアツくなれる作品!!
なぜなら、ミア、ジゼル、レティといった女性陣が大活躍してその姿が最高にカッコいいし、ラストのサプライズに驚きを隠せないし、アクションも過去作をはるかに上回るスケールのデカさになってるし、ストーリーもしっかりしてるからだ!!
特に個人的には監視カメラに映らないように車を運転するっていうシーンが大好き。
キャストも前作から変わりなく、徐々にファミリーの中での友情、絆が強くなってくってのがまた最高。
シリーズの中では一番好き。
- ワイルドスピード スカイミッション
我らがジェームズワンの監督作品であり、シリーズ最大のヒットを記録した作品。
だって約15億ドルですよ!?前作が10億超えてなかったってことを考えると伸びが凄すぎる、、
やっぱジェームズワンはすげぇよ、アクアマンとかアクアマンとかアクアマンとかアクアマンとかね。
はい。
シリーズ最高傑作といわれることも多いので、僕は期待値かなり高めで見たんですけど、実際そこまでって感じでした。
アクションはもちろんシリーズ史上最大のスケールで車でスカイダイビングするとか、ビルの間を車で飛ぶとかいう、ぶっ飛んで最高なアクションなんだけど、ちょっとくどいなって思っちゃいまして。
アクション多すぎるんですよ、せっかくステイサム様が出てきてるのにストーリー全く印象に残らなかったですもの。
まあクライマックス抜きで話すと今作の評価はそんな感じなんですけど、、ラストがね、、
感涙必至。
ホントに、泣けます。
実は今作の完成前にポールウォーカーが亡くなっていて、残りのシーンはポールの兄弟が演じたのだとか。
僕はシリーズで一番好きってわけじゃないですけど、シリーズを語る上で避けては通らない作品です。
- ワイルドスピード アイスブレイク
これ本シリーズとしては最新作だけど、そこまで好きじゃないです。
順位つけるならシリーズでは4番目かな。
アクション映画としては最高峰レベルに到達したといってもいいほどのクオリティだし、キャラ描写にも磨きがかかって、前作まで以上にファミリー、友情が強調されてるけど、
悪役が嫌い。
サイファーっていうサイバーテロリストが今作の悪役なんですけど、悪役としての魅力が微塵も感じられない。
というかエレナを小物扱いするな!!
そしてストリートレースの話はどこへいった??w
まあ冒頭ストリートレースのシーンはあったけどさ、本編とほぼ関係ないじゃん。
あとストーリーに少々無理がある。
前作まで右肩上がりで面白くなっていただけに残念でした。
基本情報
イントロダクション
世界各地を疾走!
ワイスピ史上、最高のアクション。
シリーズ累計興収5000億円を突破、ここ日本では回を重ねる度に右肩上がりに興収を跳ね上げ、他に類を見ない最強のアクションシリーズへと成長を遂げてきた『ワイルド・スピード』待望の最新作。 今回の主役はワイスピファンにはおなじみのルーク・ホブスとデッカード・ショウ。シリーズではすでに2度顔を合わせているが、今回はガチで手を組むだけに、重量級のスケールとなるのは必然的。ロンドン市街で繰り広げられるカーチェイスや銃撃戦、削岩機やトラックを駆使したロシアの大逃走劇、灼熱のサモアを舞台にホブス一家勢揃いの肉弾戦、車のコンボでヘリ撃墜…世界中を飛び回り、シリーズのみならず、アクション・エンターテインメントのイメージをも一新するぶっちぎりの一本が、この夏、スクリーンを駆け抜ける!
(HPより抜粋)
あらすじ
ロサンゼルスで娘と暮らす、ワイルドなスタイルで超重量級のクルマを操る追跡のプロ・元FBI特別捜査官ルーク・ホブスと、ロンドンで優雅な生活を送る、クールなスタイルで超高級なクルマを駆る規格外の元MI6エージェント・デッカード・ショウ。2人の元に、行方をくらませたMI6の女性エージェント・ハッティを保護して欲しいという政府の協力要請が入る。ハッティは全人類の半分を滅ぼす新型ウイルス兵器をテロ組織から奪還したが、組織を率いる、肉体改造を施された超人的な戦士・ブリクストンに急撃され、ウイルスと共に消息を絶った。しかも、彼女はショウの妹でもあるという。 ホブスとショウは「こんな奴と誰が組むか!」と協力を拒否するが、ウイルスの回収を最優先するため、仕方なく手を組む事に…世界の命運はこの2人に託された!
(HPより抜粋)
予告編
(youtubeより)
キャスト
ドウェイン・ジョンソン ルーク・ホブス
ジェイソン・ステイサム デッカード・ショウ役
イドリス・エルバ ブリクストン役
バネッサ・カービー ハッティ・ショウ役
クリフ・カーティス ジョナ・ホブス役
ヘレン・ミレン クイーニー・ショウ役
(映画.comより抜粋)
スタッフ
監督
デビッド・リーチ
製作
ドウェイン・ジョンソン
ジェイソン・ステイサム
クリス・モーガン
ハイラム・ガルシア
製作総指揮
ダニー・ガルシア
ケリー・マコーミック
イーサン・スミス
エインズリー・デイビス
スティーブ・チャスマン
原案
クリス・モーガン
脚本
クリス・モーガン
ドリュー・ピアース
撮影
ジョナサン・セラ
美術
デビッド・ショイネマン
衣装
サラ・イブリン
編集
クリストファー・ラウズ
音楽
タイラー・ベイツ
(映画.comより抜粋)
ここからがワイルドスピード スーパーコンボの感想です。ネタバレを大いに含むので、まだ観てないという方は、できれば鑑賞後にお読みください。
感想
まずはtwitterの短評から!
#ワイルド・スピード/スーパーコンボ
— bokute@映画垢 (@bokute9112) 2019年8月2日
鑑賞!
コメディ満載でアクション最高!
バディムービーとしても面白い
でも映画として薄っぺらいし、シリーズの魅力がほとんど削がれてる。
まぁスピンオフだから良いのかもしれないけど。
あと監督、アレやりたかっただけだろww
10点中6点#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/k2oA6zZGmc
THE娯楽ムービー!
外交保安官のルークホブスと元犯罪者のデッカードショウがお互いに反発しつつもコンビを組んでデッカードの妹ハッティを守り、過去最強の敵、「悪のスーパーマン」ブリクストンに対峙するというお話。
ルークやデッカードの過去が明かされ、今まで過去と向き合ってこなかった2人が、ブリクストンとの戦いを通して過去と向き合い、それを乗り越えていく、ワイスピらしいそれぞれの「ファミリー」の物語がありつつも、基本アクションアクションアクションの、暑い夏だからこそ見るべきぶっ飛び娯楽映画になっておりました!!
そしてブリクストンの悪役ぶりも見事!
ロンドン、モスクワ、サモアと、これまでにないほどの執着心でしつこくルーク、デッカード、ハッティを追いかけます。
ルークが劇中で「ターミネーターみたいだ」なんて言ってましたけど、まさにその通り。
なぜなら彼は半分、人造人間。目にはターミネーターのような機械があり攻撃パターンを即座に分析し避けることができます。
「シリーズ最強の敵」と宣伝されてましたが、それにふさわしい強さでした。
ドヴェインジョンソン演じるルークは相変わらず娘を溺愛してる筋肉ムキムキおじさん。
今作では、デッカードの妹ハッティに惚れて娘にイジられるっていう話もありますが、一番はルークの家族問題。
ルークは昔、父が家族を巻き込んで犯罪をしていたのを危険と思い、警察に話して家族を裏切ってしまったという過去を抱えています。
それは家族を守るためにやったこと。でもその後25年間、サモアにいる家族に会っていませんでした。
娘に家族のことを聞かれますが、ルークは上手く答えられない。今でもその過去を引きずっているんですね。
そんなルークも映画終盤、ブリクストンから逃れてサモアを訪れ、ファミリーに助けを求めます。
最初は兄弟に反発されるルーク。でも母の、家族なんだから助け合いなさい!という鶴の一声で協力してもらえることに。
ブリクストンとの最終決戦に向けての準備が進むにつれ、ファミリーと徐々に距離が縮まっていきます。そして決戦前、兄弟に正直に話し、仲直りします。ルークは過去を乗り越えたのです。
決戦後、ルークは娘をファミリーに紹介します。
一方、ジェイソンステイサム演じるデッカードショウは弟オーウェンが犯罪者、妹とは疎遠と、家族との関係はあまり良くありません。
刑務所にいる母からは、妹と仲直りして一緒に来なさいと言われます。
そんな時、妹ハッティが裏切ってウイルスを強奪したとの知らせが。
ハッティ本人から話を聞くと、ハッティの体内にウイルスを注入したのでそれを取り出しに行かなければならないとのこと。
ハッティの体内にあるウイルスを取り返そうと追ってくるブリクストンから逃れる中で、デッカードとハッティは、ブリクストンによって互いに勘違いし、仲違いになっていたことが発覚します。
お互いに素直に謝り、2人は仲直りし、結束します。
そして再びショウファミリーは絆で結ばれます。
こうしたルークのショウの「ファミリー」の物語は、ワイスピらしいとも言えますね。
アクションは一流。
前述の通り、アクションは一級品です。ストーリー云々以前にそれだけは保証します。
僕はアクションにはあまり詳しくないのですが、それでもワイスピシリーズのアクションには毎度魅了されてしまいます。
まずは冒頭の、ルークとデッカードがそれぞれ別の場所で同時に任務を遂行するシーン。
ルークは筋肉でゴリ押す一方、デッカードは、「俺はシャンパンファイターだ」と言ってシャンパンの瓶を使ってコンパクトに戦うというのがもうすでに面白いw
デッカードを演じているのはステイサム様ですけど、ステイサムはカンフーアクション映画とかにも出てますからね、まあアクションキレッキレですね、素人の僕から見ても。
次にCIAの秘密基地が襲われるシーン。
これは予告でもありましたが、ハッティをさらってビルから飛び降りるブリクストンをルークとデッカードが追っかけようとするシーン。
ルークが飛び降りて敵と戦うのに対しデッカードはエレベーターで優雅に降りるというwww
そしてブリクストンとルークら3人はロンドンの街を舞台にカーアクションを繰り広げます。
やっとワイスピらしいやつキター!とここで少し興奮しましたw
まあここも予告であったので詳しい説明は省きますが、とにかく楽しいシーンでした。
アクションだけを楽しみたいなら4dxなんかも良いかもしれませんね。
続いて舞台はモスクワへ。
ハッティの体内からウイルスを取り出すための抽出装置を求めてブリクストンが所属するエティオンという組織の建物へ向かいます。
これも予告にありましたが、ルークとデッカードがそれぞれ別のドアから建物に侵入するというシーン。
デッカードの方には敵がたくさんいてルークの方には1人しかいないというww
その上ルークは倒した敵で顔認証が承認されたのに、デッカードは10人くらい敵を倒したものの誰も顔認証が承認されず、ルークが暇そうにあくびしたり、腕立てしたりするというw
なんとか承認され、ドアが開くとそこにはブリクストン率いる敵が待ち構えていました。
2人は捕まりますが、装置を盗み出したハッティが気をそらし、2人は脱出、車に乗って建物を出ます。
ここで今作の中でも屈指のカーアクションが。
ビルの窓を突き破って外に出るアクション、車のままトラックに乗るアクション、トラックをドリフトさせて敵の車を蹴散らすアクションなどなど。
もうこの時点でお腹いっぱいでしたw
でもここからがクライマックス!
ブリクストンの追っ手から隠れるためサモアに逃れ、最終決戦への準備を整えます。
サモア伝統の踊り?(なんかニュージーランドのラグビー代表のアレみたいな感じだったけどw)から始まり、銃なしで戦わなければならないという圧倒的不利な状況の中、筋肉とホブスファミリーの絆で戦います。
一方ブリクストンはハッティをさらってヘリで逃げようとします。それを逃すまいと追うルークとデッカード。
ここで繰り出されるのがチェーンをヘリに引っかけてそれをひっぱるというアクションw
しかし逃げ切られそうになったので、何台か車を繋げてその重さでヘリの力に勝とうとするというw
アクションぶっ飛びすぎててここら辺のシーンではもはや笑ってましたww
そしてついにラスト!
ブリクストン対ルーク&デッカードの拳対決!!
ここでルークとデッカードのコンビ感を出してきたのは最高でした。
まあここについては後ほど。
書き出してみたら改めて思いました。
アクション多すぎwww
コンビ感が最高。
はい、まあ予告から薄々分かっていたことではあるんですが、いわゆるバディムービーとしても非常に良かったです。
ワイスピの軽快さとバディムービーというコンテンツが上手くマッチしていましたね。
先ほども言いました通り、冒頭のルークとデッカードのアクション同時見せだったり、ラストの協力バトルでコンビ感というのが上手く表現されていたなと思いました。
特にラストの協力バトルは最高に興奮しました。
ブリクストンの目の機械は1人ずつしか分析できないという弱点を見つけたルークとデッカードが、2人で同時に殴るというシーン。
1人が前方でブリクストンに殴られて、その隙にもう1人が背後からブリクストンを殴るっていうこのコンビネーションアクションがね、本当に最高でしたね。
個人的にサモアの踊りと同じくらい最高に興奮したシーンでした。
あとは冒頭CIAの基地にルークとデッカードが呼ばれて、協力して任務をやってほしいと頼まれた時の2人の拒否の仕方よw
急に汚い言葉を使いだして終いにはイスを投げ飛ばすというww
でも最終的には仲良くなっちゃうんだよね、なんかカワイイw
そうそう、それとモスクワに行く時の飛行機のシーンね。
そこで感じたことが一つあって。
ロック様よ、あなた体デカすぎでしょwww
席に体が収まってないんですよwww
ここで笑ってる人全然いなくて、なんか僕だけ気持ち悪いくらい笑ってましたw
新キャラもイイぞ!
ここで、サプライズがあります!!!
なんと、なんとですよ、
ライアン・レイノルズが出演してます!!
もうビックリですよ、でもね、驚きよりも先に僕は、
監督やってんなぁと思いましたねw
なぜなら今作の監督はデッドプール2を手がけた方だからです。
つまり、デッドプール2の主演はライアン、ということは、、
そういうことです。
でもやってんなぁと思ったのはそれだけじゃないです。
なんと、ライアンの発言がほぼほぼデップーwww
監督さぁ、あなたコレやりたかっただけでしょw
ライアンはロックという、ルークの友人であり、CIAで働く人間として出演しています。
まあどこまでデップーっぽいのかは是非劇場でご覧ください。
あ、デッドプール知らない人は是非観てね。1と2両方見るのもいいけど今作の監督は2を手がけてるから2だけでも十分内容わかるし笑えると思います。
ちなみに新キャラはライアンだけじゃないですw
タフで美しく、ルークとも対等に戦えるほど強く、勇敢な女性、デッカードの妹ハッティ。
悪のスーパーマンと名乗る過去最悪の悪役ブリクストン。
ベイビードライバーでキスばっかりして、相手の男が復讐鬼になってしまう元凶をつくった女を演じたエイザ・ゴンザレスが今作ではマダムMという、THEワイスピガール的な美しい容貌の持ち主で、ロシアの武器ディーラーを演じています。
ぶっちゃけ大がかりにマダムMというキャラを宣伝してた割にはチョイ役でしたが、今後シリーズに登場するかもしれませんね。
でも不満もある。
ここまで褒め気味に書いてきましたが、短評にもある通り、今作の評価は6点です。なのでもちろん不満もあります。
まず、ワイスピシリーズ作品なのにワイスピ感がほぼゼロ。強いて言うなら感想の冒頭に言った、ファミリーという共通テーマがあること。ほんとにワイスピらしさはそれくらいです。
ストリートレースのシーンは全く無いですし、本シリーズのキャストはルークとデッカード以外誰も出てきません。
強めの表現で今作を例えると、今作は軽めの007スカイフォール。
特に最終決戦の準備をする場面なんかは、もはやスカイフォールのオマージュなんじゃないかと思ってしまうほど。
全体的にただのアクション映画になってしまって映画として薄っぺらいものになってしまっているなと思いました。
そしてその肝心のアクションがくどかったです。
そもそも今作の上映時間は136分。シリーズを通してもかなり長い部類です。
なのにアクション、アクション、アクションの連続。スカイミッションと同様に、少々くどいと感じてしまいました。
また、今作はデップー2の監督が手がけたということもあり、コメディ満載な作品になっていますが、ワイスピシリーズにコメディてんこもりというのには違和感を感じざるをえません。
スピンオフなので、ワイスピシリーズの魅力をそのまま引き継ぐ必要は無いですが、ワイスピらしさをもう少し残してもらいたかったです。
最後に
最近シリーズを見終わったということもあり、シリーズへの思い入れが強い状態で見てしまったのが原因かもしれませんが、今作とシリーズのズレには違和感を感じてしまいました。
僕は、ワイスピという映画には、ただの娯楽満載のアクション映画になってほしくない。
ファミリー、友情を重点に置いた、ストリートレーサー達の話が観たいんです。
今作はスピンオフですし、仕方ないことではあるのですが、ストーリーはまだ改善の余地があったのではないかと考えてしまいます。
今作のヴィラン、ブリクストンが所属する組織エティオンのボスは倒されてないどころか顔すら出してないので、おそらく続編があるんでしょう。
ちなみに僕はそのボスはサイファーなのではないかと勝手に予想してますw
ワイスピシリーズとしては少々不満が残る作品となってしまいましたが、夏休みに観るには丁度いい、期待を裏切らない娯楽に特化したアクション映画になってるので、皆さんも是非劇場に足を運んでみて下さいね。
それでは今回はここら辺で。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
評価 ☆☆☆☆☆☆★★★★6/10