bokuteの備忘録

新米の映画好きが感想を書いたり書かなかったりするブログ

映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」ネタバレあり感想&評価 良くも悪くも衝撃的。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

 

第92回アカデミー賞3部門ノミネート!

まえがき

前書き?そんな文字稼ぎなんてしませんよ!というより楽しみすぎて冷静に書けないので、とりあえずみんなで叫びましょうか。

 

MAY THE FORCE BE WITH YOU!!!!

 

フォースと共にあらんことを!!!!

 

基本情報

イントロダクション

「我々は全てを伝えた。はるかな歴史が君の中に…」 1977年に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が全米公開してから42年、すべての記録を塗り替え、映画史すらも変え続けている「スター・ウォーズ」。

ハリウッドの偉大なる巨星ジョージ・ルーカスの手によって生み出されたこの壮大なサーガは、その映画史のみならずエンターテイメント史においても”伝説”という言葉がふさわしい唯一の存在となった。そして今、その伝説がついに一つのフィナーレを迎えようとしている。

監督を務めたのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で見事にサーガを始動させ、新たなる伝説の担い手として時代の寵児となったハリウッド屈指のヒットメーカー、J.J.エイブラムス。彼の確かな手腕に加え、あふれんばかりの「スター・ウォーズ」愛にも大きな注目が集まった。

脚本は、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(80)、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(83)を手がけたローレンス・カスダン。音楽は、スカイウォーカー家のサーガ全編を担ってきたジョン・ウィリアムズ。

(HPより抜粋)

 

あらすじ

はるか彼方の銀河系で繰り広げられる、スカイウォーカー家を中心とした壮大な<サーガ>の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最後の決戦に託された──

祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継いだカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎ、フォースの力を覚醒させたレイ。そして、R2-D2、C-3PO、BB-8 ら忠実なドロイドと共に銀河の自由を求めて戦い続ける、生きる英雄レイア将軍、天才パイロットのポー、元ストームトルーパーのフィンら、レジスタンスの同志たち...。

さらに、ハン・ソロの永遠の好敵手ランド・カルリジアンもエピソード・シリーズでは『スター・ウォーズ エピソード 6/ジェダイの帰還』以来の再登場。果たして、彼らを待ち受ける運命とは?そして、いかなるエンディングを迎えるのか?

(filmarksより抜粋)

 

予告編


www.youtube.com

(youtubeより)

 

キャスト

[レイ]

デイジー・リドリー

[カイロ・レン]

アダム・ドライバー

[フィン]

ジョン・ボイエガ

[ポー・ダメロン]

オスカー・アイザック

[ルーク・スカイウォーカー]

マーク・ハミル

[レイア・オーガナ]

キャリー・フィッシャー

[ランド・カルリジアン]

ビリー・ディー・ウィリアムズ

 

[マズ・カナタ]ルピタ・ニョンゴ

[ハックス将軍]ドーナル・グリーソン

[ローズ・ティコ]ケリー・マリー・トラン

[チューバッカ]ヨーナス・スオタオ

[C-3PO]アンソニー・ダニエルズ

[コニックス]ビリー・ラード

ケリー・ラッセル

ナオミ・アッキー

リチャード・E. グラント

(HPより抜粋)

 

スタッフ 

[脚本・監督・製作]

J.J.エイブラムス

[脚本]

クリス・テリオ

[製作]

キャスリーン・ケネディ

[製作]

ミシェル・レイワン

 

[製作総指揮]カラム・グリーン

[製作総指揮]ジェイソン・マクガトリン

[撮影監督]ダニエル・ミンデル

[共同プロダクション・デザイナー]

リック・カーター

[共同プロダクション・デザイナー]

ケヴィン・ジェンキンス

[衣裳デザイナー]マイケル・カプラン

[クリーチャー&ドロイド特殊効果]

ニール・スキャンラン

[編集]メリアン・ブラントン

[編集]ステファン・グルーブ

[視覚効果スーパーバイザー]

ロジャー・ガイエット

[音楽]ジョン・ウィリアムズ

(HPより抜粋)

 

 

ここからが鑑賞後の感想です。ネタバレが大いに含まれていますので、映画鑑賞後に読むことをオススメします、というか絶対鑑賞してから読んでください。知りたいのはわかるけど、ネタバレだけ読むなんてそんな悲しいことしないで…。

 

感想

まずはTwitterの短評から!

https://twitter.com/bokute9112/status/1207990758080253952



なぜ惹かれるのだろう。

僕が初めてスターウォーズを観たのは小学校低学年の頃。そのダイナミックで魅力に富んだ世界観、SFという仮面を被った三世代にも渡る親子のヒューマンドラマに大きく心を突き動かされました。スターウォーズを観てからというもの、僕は宇宙に憧れるようになりました。

 

毎日夜、空を見上げて、空想のはずなのに、そんなことはわかってるはずなのに、もしかしたらルークがいるんじゃないか?ダースベイダーはいるんじゃないか?遠い宇宙で「スターウォーズ」が起きているんじゃないか?と想像して胸を躍らせて満天の星空を眺めていました。

 

宇宙への憧れは加速して、ついには天体望遠鏡まで買って天文学者になりたいとまで思うようになりました。今でこそ天文学者になりたいという願望は薄れましたが、宇宙への想いは健在です。今でも現実にスターウォーズの世界があるんじゃないかと少しだけ信じていますw

 

ルーカスフィルムがディズニーに買収され、新たなスターウォーズ映画が制作されると知ってからは、当時携帯を持っていなかったので、ZIPのスターウォーズコーナーを録画して何度も見ていました。

「フォースの覚醒」が公開された時には、初めて1人で映画を観に行きました。当時まだ幼かったので正直1人で見に行くのはめっちゃ怖かったです。でもいざ映画が始まってみるとそんな不安はフォースと共にどこかへ消えてました。スターキラー基地でのカイロレンとハンソロのシーンでは興奮と緊張で思わず声が出てしまうほど心を揺さぶられました。

 

「最後のジェダイ」が公開された時、僕はインフルエンザで寝込んでいました。それでもフォースの力でどうにか治して公開4日後に観に行きました。しかし最悪の出来事が起こりました。映画館内のトイレでネタバレを食らったのです。しかもスノークが殺されるなどの超重要シーンばかりをすぐ隣の2人組がそこそこな声で話してました。ぶっちゃけその瞬間本気で死にたかった。ブチ切れてやろうかなと思いましたが、まあそれが全部じゃないだろと思い予定通り鑑賞しました。結局ほとんどネタバレされてました。

 

その時は事の重みを感じませんでしたが、今となってはあのときトイレに行ってなければ、耳塞げば、などとタラレバばかりを考えてしまいます。だからこそ、僕はすべての感想記事でネタバレの注意喚起を行っています。

 

そして「スカイウォーカーの夜明け」。

いざ観れるとなった公開当日、僕はもう胸が張り裂けそうな想いでした。生涯ベストのスカイウォーカーサーガの結末をどのように身構えて鑑賞すればいいのだろうか?と嬉しさ、興奮よりも怖いという気持ちが先行していました。ただただ怖かった。

 

でも無情にも時間は過ぎていきます。ついに時間が来て映画館へ。おなじみの地元の映画館に着くと、そこには多くの、ほんとうに多くのスターウォーズファン達がその結末を見届けようといつもはガラ空きの映画館に集結していました。これだけで僕は感無量。ここで表情に出すのはマズイと思い涙を流すことはありませんでしたが、心の中では大号泣。

 

そうだ、スターウォーズはただの映画じゃないんだ、人と人とを繋げる人類最高の財産なんだ、だから怖いなんて思わずその世界に浸ろうではないか!とようやくポジティブに考えられるようになりました。

 

また、高校生である僕より若い子達が1人で映画館に来ているのを見かけました。僕はかなりのペースで映画館に行っていますが、僕より若い子が1人で映画を観るというのは見かけたことがありませんでした。4年前の自分とも重なりました。あの子達のためにもきっと最高の映画になっていてくれる。そんな淡い希望を持ってスクリーン内へ。

 

スクリーン内ではみなさんそれぞれ緊張したり興奮したり、パンフレットを読んで早くも世界観に浸っていたり、僕のように上映開始までのこのお祭り的雰囲気に酔いしれている人など、全員が上映開始まで今か今かと待ち構えていました。

そしてルーカスフィルムのロゴが……

 

この先ネタバレをしています、ご注意下さい。

 

ありがとう、スターウォーズ!

そして伝説へーーー

興奮、感動、怒り、悲しみ、モヤモヤ。

このすべてがスターウォーズなんだ。

スカイウォーカーサーガ完結編にして続三部作完結編「スカイウォーカーの夜明け」はそう思わせてくれる、光と闇、希望と絶望、善と悪というスターウォーズの根幹となるテーマをしっかりと描きつつもそういった対立構造を超越した大団円の結末に、やっぱり自分はスターウォーズが大好きなんだと再認識することができる、ファンサービスたっぷりだけどそれだけじゃない、完結編として本当に素晴らしい作品でございました!!!

 

ありがとう、JJエイブラムス!

ありがとう、スターウォーズ!

ありがとう、ジョージルーカス!

ありがとう、ルーカスフィルム!

ありがとう、ディズニー!

 

僕はこの映画に携わった全ての関係者に感謝の言葉を送りたいです。

不満がなかったわけではないです。不満はありました、それを心の中でなかったことにする事は僕にはできない。でも、少なくとも、結末は素晴らしいものでした。それだけで「完結編」としての役割は十分果たしたと言えるでしょう。

僕はスターウォーズを愛した者として、スターウォーズ9作品のクリエイター達に賛辞を送らないわけにはいきません。本当にありがとうございます。

また、全世界のスターウォーズファンにも賛辞を送りたい。本当にありがとうございます。

 

そしてみなさん!

大いに議論しましょう!これは良かった、あれは悪かった、でもこの解釈は良かった……etc

というように、議論することがスターウォーズの大きな醍醐味の一つ。今作を良かったと受け取った人も、悪かった、最悪だったと受け取った人も、全員で議論しようではないですか!!

1人で心の中でその思いを、スターウォーズへの愛をしまい込むなんて、そんな残念なこと他にありません。友人と、家族と、はたまた知らない人とも大いに議論してください!!

きっと貴方の知らないスターウォーズの世界が開けることでしょう。そしてもう一度今作を観てみてください。そこには貴方が今まで知ることのなかった新たなスターウォーズがあります。

 

それでは今作のあらすじを感想を交えて述べていきます。

まずね、いきなりパルパティーンお爺ちゃんが出てきたのは驚きました。中盤くらいでその存在が明かされるのかと思いきや、冒頭で登場しちゃうっていうwてかパルパティーンなんで白目になってんの?ビジュアルはより怖くなってました、僕は逆に笑っちゃいましたけどwそれとファイナルオーダーって、安直かよw

 

そしてミレニアムファルコンの登場!最初からこんなにギア上げちゃって大丈夫なの?と心配にもなりましたが、なんたって最高。大興奮です。しかもポーとフィンが協力してタイファイターを撃破!もうヤバすぎて…気持ちを表現できない…

 

てか撃破の仕方がスゴい。ファーストオーダーがハイパースペースを追跡できるシステムを備えたという前作の設定を生かして何度もハイパースペースにジャンプして敵を惑わして撃破。ここの疾走感と迫力がすごいのよ。前作から軌道修正されるのではという噂もありちょっと不安でしたがしっかり前作の設定が生かされていて安心。ちなみにレイとカイロレンのフォースチャットも健在でしたよ。

 

続いてレイの登場。彼女はレイアを師として修行を続けていました。レイアとハグするレイ。はい号泣。こんなのズルいよ。序盤から泣かせに来るなんてJJズルいよ。

 

そこにファルコン号が到着してレイ、フィン、ポーの3人が再会。旧三部作のルーク、レイア、ハンを彷彿とさせる演出にまた感動。この続三部作ではこの3人が主要キャラクターとして扱われてきましたが、これまで3人が集結して戦うシーンが中々無く、ほぼそれぞれ単独行動していたので今作でこの3人の仲間意識みたいなものがフォーカスされたのは非常に良かったです。再会したときにレイはジャンプのしすぎでボロボロのファルコン号を心配し、ポーは傷だらけになったBB–8を心配するってのがまた微笑ましい。

 

そして前作にはあまり無かったスターウォーズならではの冒険要素が今作には多く見受けられました。パルパティーンお爺ちゃんの居場所である惑星エクセゴルは未知の領域で、その居場所を見つけるには2つしか作られていないウェイファインダーという装置を見つけなければならない、とすることで冒険要素をストーリーの中に組み込むことができています。フォースの覚醒ではスカイウォーカーの地図、今作ではパルパティーンのウェイファインダー。JJ巧い。

 

レイ、フィン、ポー、C3PO、チューイ、BB8はウェイファインダーを見つけるため砂漠の惑星パサーナへ。砂漠の惑星多すぎやしません?まあいいやw

ファーストオーダーに見つかった一行を助けたのはなんとランドカルリジアン将軍!!「ジェダイの帰還」で身につけていたマスクをかぶって変装していました。将軍とわかれた一行はスピーダーで追っ手から逃れます。これも「ジェダイの帰還」を彷彿とさせますね。なんならエンドアの月も出てきますから、「ジェダイの帰還」オマージュは結構多いです。

 

追っ手を撃破したものの、一行は流砂に飲み込まれて洞窟のような空間に落ちます。そこにはシスの古代文字が書かれた短剣が。C3POはその文字を解読できるものの、プログラムでシスの古代文字を読み上げることは禁止されているのだとか。肝心なところで役に立たないw

 

そこで一行はプログラムを変更できる人物がいる惑星キジーミに行くことにします。でもそもそも外への出口を大蛇が塞いでいます。レイは大蛇に近づき、なんと大蛇の傷を治します。このフォースを使って傷を治すということ、これってダースシディアスの師ダースプレイガスの死をも欺く力とどこか共通するものがある…まさか。

 

傷が治った大蛇はその場を退き、一行は出口へ。敵が近づき、ミレニアムファルコンには戻れないのでジェダイハンターのオーチの船でキジーミに行くことに。しかしレイはカイロレンの存在を感じとり1人砂漠でレンを待ち構えます。

 

そしてあの予告編のシーン。レイはカイロレンの戦闘機をライトセーバーで斬る。カッコ良すぎる!!一方レイを船に戻そうとしたチューイはファーストオーダーに捕まってしまいます。チューイを助け出すためレイはファーストオーダーの船を引き戻そうとします。戦闘機から脱出したレンも船を逃そうとします。レイは負けじとフォースを強くして、なんとフォースライトニングを発動。船は爆発してしまいます。まさか。

自分の力のせいでチューイを犠牲にしてしまったと思ったレイはひどく落ち込みます。しかし実はチューイは別の船で輸送されていました。良かったーーー!!こんな簡単にチューイを退場させてしまうのかと怒りそうになりましたよw

 

一行はキジーミへ。そこには既にファーストオーダーの魔の手が及んでいました。民衆の家々は荒らされ、搾取されていました。こういった絶望的な描写を多々描き、一方でレジスタンスの希望的な描写も描くというまさにスター"ウォーズ"なシーンが多かったことにはかなり好感を持てました。

一行はポーの知人ゾーリと出会います。ゾーリはポーがスパイスの運び屋だった時からの知人で、彼が急にレジスタンスに入るといって去っていったことを根に持っていました。その後ポーとゾーリは和解し、プログラムを変更できるバブフリックの元へ。短剣に書かれた文字はもう一つのウェイファインダーの居場所でした。

 

その後キジーミにはスターデストロイヤーが到着。チューイがそこにいることを感じ取った一行はスターデストロイヤーに潜入します。レイとフィン・ポーの2人組で別行動。

レイはカイロレンとフォースチャットで繋がり、そこでレイの出生の秘密が明かされます。レイは…パルパティーンの孫だったのです!

はい知ってましたーーwてかこうするしかないもんね、当然っちゃ当然w

 

一方ポーとフィンはチューイを救い出すもののトルーパーに捕まってしまいます。そこにハックス将軍が加わり、ポーとフィンが殺されそうになりますが…なんとハックス将軍はトルーパーを殺し、ポーとフィンを助けます!ごめん、これも知ってたw

てか「カイロレンが負けるのを見たい」っていう理由まで予想が的中したwレジスタンスに加わってくれたらもっと胸熱だったんですが、まあそれはストーリー上不自然なので仕方ないか。あ、でもその後ハックス将軍殺されちゃいますから。嘘つくのが下手ってツライよ。そもそも3作目まで生きながらえていたのがビックリ。もっとモブキャラだと思っていましたからw

 

その後フィンとポーはファーストオーダーからミレニアムファルコンを取り返してレイを救出。ウェイファインダーがあるエンドア星系の星へ向かいます。そこにはデススターⅡの残骸が。

レイはその出生の秘密を知ったせいで仲間に「誰も本当の自分を知らない」なんて言ってしまいます。そしてレイは地元の住人であるジャナの忠告を無視して荒海を越えてウェイファインダーがあるデススターの残骸へ。そこでレイは自分の暗黒面に出会います。これは「帝国の逆襲」でルークがダゴバでしたことのオマージュ。このシーンはアガりました。

 

その後カイロレンが駆けつけ、デススターの玉座でカイロレンと対峙するレイ。荒波の中でレイとカイロレンはバトルします。レイは追い詰められ、カイロレンが勝つかと思った時、彼の元に母レイアの声が聞こえてきます。レイアは残り少ない命を、息子であるカイロレンに語りかけることに捧げたのです。泣けるぜ。

その声が気になって油断したレンをレイがライトセーバーで腹部に刺します。しかしレイは殺さず、またもレンの傷を治し、カイロレンの戦闘機でレイはどこかへ去っていきます。

 

そしてカイロレンが荒波を眺めているところに、なんと彼の父ハンソロが現れます!思い出してまた涙…

もちろんカイロレンの幻影ですが、父ハンに諭されたカイロレンはベンソロとなります。

 

一方フィンとポーはレジスタンスの基地に戻ります。そしてレイアの死が告げられ、ポーが新たなレジスタンスのリーダーとなります。前作「最後のジェダイ」では作戦を理解せずその未熟さが露呈していましたが、今作では成長して立派なリーダーとなっていました。ここでもまた胸が熱くなりましたね。

しかし彼は1人でリーダーにはならなかった。

彼はレイア、ルーク、ハン達が互いに協力して帝国に勝利したことを見習った。ポーはフィンに共同でリーダーを務めることを提案したのです。フィンもそれを了承。これにはもう…泣

 

レイはルークが隠居していた場所オクトーにいました。戦闘機を燃やし、ライトセーバーを捨て、パルパティーンから逃げようと塞ぎ込んで隠居しようとしていました。そこにルークが現れます。逃げるのでは無く、自らの運命に立ち向かわなければならないのだと。

 

とはいえ戦闘機もなければウェイファインダーもないと嘆くレイ。しかしレイが乗ってきたカイロレンの戦闘機に2つ目のウェイファインダーがあったのでした。またルークは、海に沈めた彼の戦闘機をフォースで浮き上がらせます。レイは再びパルパティーンに立ち向かうことを決意するのでした。

ここのルークの登場シーン、火の中からライトセーバーを持って出てくるシーンには鳥肌が立つのなんのってwファンサービス満載すぎるw

 

レイはパルパティーンがいるエクセゴルへ。

レジスタンスはレイの戦闘機の信号をキャッチしてレイが行った道を辿ってエクセゴルへ。

ファーストオーダー改めファイナルオーダーは全ての戦艦に惑星を倒すビームを備えており、一気にレジスタンスを叩いて帝国となって銀河系を再び支配するという策略。

 

レジスタンスはファイナルオーダーの船団がエクソゴルを発つ前に船団を統率するための信号の発信源を破壊して混乱状態になった船団を一気に倒す作戦。

 

果たしてレジスタンスとファイナルオーダーの最終決戦の行方はいかに!?そしてレイとパルパティーンの対決の行方はいかに!?

 

全てネタバレしてしまうのはネタバレの神様に怒られる気がするので最終決戦での見所は箇条書きで。

  • パルパティーンお爺ちゃん、ずっーと白目で怖い
  • パルパティーンお爺ちゃん、相変わらずレジスタンスの負け戦ぶりをレイに見せつける
  • ベンソロが駆けつけてレイと共闘
  • レジスタンスのもとに全銀河から大量の民間船が応援に駆けつけるシーンのレディプレイヤー1感が最強に鳥肌モノ

 

まだまだあるけど、ってか最終決戦は見所しかないので劇場で目に焼き付けていただけたら。

あ、それと今作は絶対に、絶対に劇場で観てください!!家で観たら魅力半減ですから!珠玉の映像体験と最高の大団円をC3POのように劇場で、できればIMAXやドルビーシネマで、目に焼きつけてください!!

あ、すでに1万文字……

 

これは我々の戦いでもある。

1つ厳しいことをいうと、完璧なスターウォーズ映画などありません。存在し得ません。

フォースの覚醒は僕は大好きですが、懐古主義とも言われました。

最後のジェダイはスターウォーズの世界観をぶち壊した最悪の作品だと僕は思っていますが、斬新なスターウォーズ映画だ!と賞賛もされました。

 

スカイウォーカーの夜明けも同じように、というか完結編ということもありこれまで以上に賛否が真っ二つに分かれるでしょう。てか既にそうなってます。

全ての批評家、全てのスターウォーズファンを納得させることができる映画など作りようがない。そんな中でJJエイブラムスは手堅くまとめることもなく、一方で斬新すぎることもなく、時間が無い中で丁度いい塩梅のスターウォーズ完結編を作ってくれた、僕はそう思っていますし、今作を手放しでは無理ですが支持します。

 

コミックすぎた?

たしかに、パルパティーンを白目にするのはいささかコミック感が過ぎるなとも思いましたよ。クライマックスでの強すぎるフォースライトニングも、何もあそこまでラスボス的描写をしなくてもいいだろうと思いました。エクセゴルの過剰にダークすぎる雰囲気、戦艦がいくらなんでもチート級に多すぎる、とか僕だって疑問に思いましたよ。

 

しかも酷いのがレイとパルパティーンお爺ちゃんの対決のラストシーン。エンドゲームのパクリやないかい!!!さすがに狙ったものではないとは思いますけど、何もあそこまでエンドゲームさ出さなくてもいいじゃん、少しセリフ修正してくれたら良かったのに…

 

誰がスターウォーズをコミック映画にしろと言ったのでしょう?そんなスターウォーズは求めてない。というよりそんなスターウォーズはあってはいけない。純粋に、少年の憧れの存在であって欲しい。昔自分がそうであったように。

 

テンポが早すぎた?

たしかに、編集でどんどんシーンが進んでいきましたね。ジェダイハンターのオーチとかウェイファインダーとかエクセゴルとか、設定に頭がついていかない節はありました。冒険ってもうちょっとゆったりしてるでしょ普通。最後のジェダイと正反対みたいな映画だとは僕だってそう思いましたよ。

完結編だというのに、観客に落ち着く暇も与えず、気持ちを整理する時間も与えず、いい意味でも悪い意味でもあっという間に終わってしまう。全く優しくない映画ですよ。

 

結局前作のラストはなんなん?

たしかに、てかDJだって今作では出てこないし、ローズも出番減ってるし、オープニングで既にレジスタンスの兵力が元通りになってるし、説明不足な所が多いですよ。じゃあなに?前作のラストの少年はただレジスタンスが希望の存在として銀河に平和をもたらしてくれると信じているだけ?そんなバカなことがあるか!!だとしてと整合性は取れてますけど、あれ明らかにフォース使ってたじゃん!

登場くらいさせてあげてよ…

 

他にもありますよ?個人的には音楽が少し残念でした。噂では往年のスターウォーズ映画を象徴するテーマが流れると聞いていて、たしかに帝国のテーマとかレイアのテーマとかスターウォーズのメインテーマが最終決戦で流れるとかあったけど、僕はDuel of the fatesが聴きたかったんだよ!!!(ただのわがままw)

 

そうです、不満が全くないなんて事はありません。それと同じように今作の否定派の人達だって良いシーン、良い所が全くないなんて事、ありませんよね?

そりゃあ往年のファンは怒りますよ、だって悪くいえば今作ではフォースを都合よく使ってるんだもの。もっと神聖なものとして扱って欲しいとは僕も思ってます。

 

でもみんな、興奮したり緊張したり、泣いたり喜んだり、人間が持ち合わせる全ての感情を総動員させて今作を鑑賞したことには変わりない、僕はそう信じています。

前作が公開されてから2年の間、辛かったことも悲しかったことも嬉しかったことも泣いたことも、すべてを今作が洗い流してくれました。要は我々がどれほどの懐の大きさで今作を受け止めるかなんですよ。

 

前作最後のジェダイでは作り直しを求める署名運動なんかも起こりましたが、ハッキリ言いましょう。そんなものに意味はない。それは結局自分にとって都合の良い作品に作り変えたいだけです。そんな身勝手な行為をするだなんて、ファンとはいえないでしょう。

我々がどう受け止めるか。それにつきます。

誰であれ、レイアの登場シーンはエモーショナルに感じたでしょう。ハンソロの登場には驚いたでしょう。最終決戦には興奮したでしょう。

それでいいんです。それだけで十分ですよ。少なくとも僕はそれだけで感無量でした。

 

「夜明け」の意味。

このセクションでは今作の結末について触れますので結末だけは知りたくないという方は飛ばしてください。

 

まず、僕は今作の結末は大賛成派です。でも否定派の意見も分からなくはないです。ここでは今作をより楽しむために何故今作の結末がこうでなければならなかったのかを書いていこうと思います。

 

決戦のすえ、パルパティーンは撃破され、魂も永遠に消え去ります。

レジスタンスの勝利に銀河中が祝福します。

しかし、パルパティーンとのバトルで憔悴し、レイは倒れてしまいます。そのとき死んだと思われたベンソロが崖から這い上がってきてフォースでレイを蘇生させます。ベンソロは祖父アナキンスカイウォーカーが成しえなかったことをついに成し遂げたのです。そのおかげでレイは生き返りました。

一方でベンソロがレイの身代わりとなって倒れます。そしてベンソロはフォースと一体化し、それと同時にレイアもフォースと一体化し、スカイウォーカーの血筋は途絶えたのでした。

 

レイはその後タトゥイーンへ。スカイウォーカーサーガの原点、ルークスカイウォーカーの家を訪れます。レイはレイアのライトセーバーとルークのライトセーバーを家のすぐそばの地中深くに埋めます。レイは自分用の黄色のライトセーバーを持っています。遠い空にはルークとレイアの姿が。そして2つの太陽も。

通りかかった住民に「久しぶりにここで人を見かけたよと」と言われます。そして「名前は?」と。

レイは、「レイ……スカイウォーカー」と答えたのでした。

 

というのがラストシーン。

まず驚いたのが、スカイウォーカーの血筋が途絶えるということ。僕は「スカイウォーカーの夜明け」というタイトルから、希望の象徴としてのスカイウォーカーが完全にパルパティーンに勝利する話だと思っていましたから、これには相当驚きました。でもよくよく考えてみるとこれは必要なことなのかなと。

 

パルパティーンの孫であるレイはパルパティーンの誘惑に打ち勝ち、ダークサイドとの関わりを断ったのです。血筋に勝利したとも言えるでしょう。それによってレイは新たなる希望の存在となりました。つまり、希望の象徴として、シスと運命共同体でありつづけたスカイウォーカーという存在はもはや必要ではなくなったのです。シスが消え去ったからスカイウォーカーも消え去る運命にあったともいえるでしょう。

そしてレイはまた、希望の象徴としてスカイウォーカーと名乗る。そして、夜が明けていく…

 

僕はここまで綺麗な終わり方は他に無いと思います。最後のジェダイで良くも悪くも広げすぎた風呂敷をここまで綺麗に集約させたJJエイブラムスの力量は計り知れません。これ以上に綺麗な結末なんて存在し得ないと僕は思います。

 

鑑賞直後こそ気持ちの整理がつかず結末さえ受け入れられないという思いがあったのですが、あとからよくよく考えてみるとこのラストなくしてにスターウォーズの完結は有り得ないなと思えるようになりました。

 

JJも言っていましたが、パルパティーンの登場は不可欠だったなとも思いました。もちろんパルパティーンが登場しなければこの結末は有り得なかったということでもありますが、パルパティーンが登場することで初めてこの三部作に前6作品との繋がりが生まれたなと。

 

前作最後のジェダイの時点ではぶっちゃけ僕はこの三部作に意義を見出せませんでした。なんのために3つ目の三部作を作っているのだろうと。ただのファンサービスなのか?とも。でもパルパティーンが登場することで、42年のスターウォーズ史を初めて肌で感じることができたというか、この三部作を見届けることができてよかったと思えました。

 

「スカイウォーカーの夜明け」。

本当に今作にピッタリなタイトルだと思います。

 

三部作としてはどうなのか。

そもそもこんなこと、ここで書くべきではないです。だって「スカイウォーカーの夜明け」という1作品のレビュー記事なんですもの。でも、他に書く機会が無いのでここで書かせてください!!お願いします!

 

三部作として。

まず率直に言っておくと、僕はこの続三部作は完成度としてみると完全に失敗かなと思っています。そもそもこの三部作は色々とゴタゴタ続きでしたから当然といえば当然なんですが。

 

このプロジェクトが始まった当時は1作目をシリーズ再生請負人JJエイブラムス、2作目を新鋭ライアンジョンソン、3作目をジュラシックワールドのコリントレボロウが監督を務める予定でした。しかしコリントレボロウが制作上のすれ違いからプロジェクトから離脱。3作目は急遽JJエイブラムスが監督をすることになりました。

 

これが大きな間違いでした。そもそも三部作の監督を別々に3人に務めさせるということは旧三部作での成功を見習ってしたことです。しかしJJ、ライアン、またJJと2人の監督にして、しかも三部作のプロローグとエピローグをJJ1人で監督するということが大失敗。だったら2作目もJJが監督するべきでした。

 

今作では完全に最後のジェダイの尻拭い感が露呈していました。要は、明らかに3作の足並みがズレていたんです。

他の2つの三部作は足並みが揃っていました。作品の出来不出来はもちろんありましたが、作品のトーンは同じでした。でもこの三部作は、フォースの覚醒がファンサービス全開のファンムービー、最後のジェダイがシリアスでストーリー展開が超ゆったり目、スカイウォーカーの夜明けがコミック感満載のテンポが爆速、と作品のトーンがバラバラで統一性がなく、バランスも悪い。三部作としては低評価をつけざるを得ません。

 

わかりやすい例として旧三部作を見ていきましょうか。

新たなる希望では、ただの田舎の若者ルークスカイウォーカーが不思議な老人オビワンケノービに導かれるまま宇宙へと飛び出し、宇宙海賊のハンソロや反乱軍を率いているレイア姫と出会うことで自らの運命と向き合い、クライマックスではデススターという帝国軍の巨大要塞を倒すことで最高の興奮と感動を観客に与え、さらにダースベイダーという強大な敵との対決を示唆するラストで続編への期待値を高めます。

 

帝国の逆襲ではデススターを撃破しても尚帝国は健在だったと示すことで帝国の強大さを認識させ、オープニングではホスの戦いで観客の興奮に応え、ルークがジェダイの修行を受けるシーンをじっくりと描くことでルークの力が強くなっても違和感を観客に感じさせないようにし、またクライマックスでは大きな戦いがない代わりに衝撃の事実を観客に告白することで2作目でありながらシリーズ屈指の名作となりました。ここで最強最大の敵パルパティーンの存在を示唆させるというのも構成として上手い。

 

ジェダイの帰還ではオープニングこそハンソロの救出という盛り上がりに欠けたシーンが続きますが、その後は最終決戦に向けてテンポも興奮も加速。ルークはジェダイの修行を完了させ、艦隊に合流。

最終決戦ではルークがデススター2でダースベイダー&パルパティーンとの決戦、レイアとハンソロがエンドアの月でデススター2のシールドを解除するための戦い、ランドカルリジアンをはじめとした反乱軍の艦隊と帝国軍の決戦という3つの場面を用意することで観客を飽きさせない工夫が施されているのが凄い、まさに三部作の完結として最高の多幸感を得られる作品となっていました。

 

このように、旧三部作は作品ごとの完成度もそうですが、三部作としての完成度が非常に高い。それに比べてこの続三部作は作品ごとの特徴が悪い方向に働いて三部作としての統一性がほぼゼロになっていて作品ごとの評価がよくても三部作としてはお世辞でも良いとはいえない、そんな残念な三部作となってしまった感は否めません。

 

最後に

てか、実はこの映画観た後、その日寝れなくて、ブログも書けなくて、そして熱を出してしまいましたw

半日寝て少し熱下がって気分も良くなったのでブログ書けてます。たぶん興奮しすぎて熱出したんだと思います。インフルとかでもないしそれしか考えられませんw

なので投稿が遅くなってしまいました。すみません。

 

それと1つ注意していただきたいことがあります。これはディズニーの公式サイトや、映画館のスクリーン前の看板でも注意喚起されていることなのですが、今作は光の刺激に弱い方には鑑賞をオススメしません。光過敏性発作やてんかんの症状を引き起こす可能性があります。

光に対する感受性は人それぞれですが、特段光に弱いとかいうわけではない僕が鑑賞したところ、惑星エクソゴルのシーンで過度な光の描写に少し目が辛くなってしまい、そのシーンでは何度も瞬きしながら観ました。

 

つまり、光に敏感な人だけでなく、光に弱いというわけではない人も目の疲れを引き起こす可能性があります。スターウォーズの完結編を目に焼きつけたいという気持ちは、手に取るようにわかりますが、僕としては良い気分で鑑賞を終えていただきたいので、是非とも無理せず、少し辛くなったら頻繁に瞬きをする、目を閉じるなどをするようお願いします。

いちスターウォーズファンの僕からのお願いです。

 

前作「最後のジェダイ」でスターウォーズに萎えて観に行く気が起きないという人もいることでしょう。僕も「ハンソロ」ですっかりスターウォーズに飽きてそれから約1年萎えてましたが、いざ今作を観てみると意外と楽しいものです。これで終わりです。スターウォーズ映画自体はどうやらまだ続くようですが、スカイウォーカー家の話はこれで終わり。42年にもわたる我々にとってのスターウォーズはこれで終わりなのです。

 

スターウォーズの熱気も、このお祭り感も、もう2度と同じようなものは味わえないと言っていいでしょう。ですから作品の是非はともかくとしてスターウォーズファンにはマストで今作を観に行っていただきたい。

そして「スカイウォーカーの夜明け」を観た後、是非夜空を見てみてください。そこには42年の歴史が詰まっています。

 

最後に評価に関してですが、とても悩みました。不満はあります。でも思えばスターウォーズという超大作シリーズを全方面に配慮して綺麗にシリーズを畳んだJJの功績、そしてスターウォーズの「楽しい」がつまった今作を劇場で目に焼きつけられたことへの感謝をこめて評価は満点とさせていただきます。

なんたって大ファンですから。わがままさせてくださいw

 

それでは今回はここら辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

にしても書くの疲れたぜ…誰か労って…

 

評価 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆🌟10/10!